40周年キービジュアル・雪月華

作成:木村英輝
〈 40周年キービジュアル・雪月花への想い 〉
平安の都人にとっての究極の美知識は、雪月花。
四文字熟語として雪月花波ともいわれます。
私はあえて波をはずし、雪月花と表現するのが好きです。
温暖化ゆえ、雪が降らなくなった。そして高層ビルの乱立で、月を愛でるのも難しくなった。花も、和花が少なくなり花屋さんの西洋フラワーばかりです。時代とともに形が変われども、美知識を受け継ぎ、雪月花の暮らしぶりには拘りたいものです。
※今回、私たちは雪月花の「花」をあえて「華」と表記し、「雪月華(せつげつか)」とすることで、より壮麗で華やかな美しさを表現しています。
また、LINXグループが大切にする「Life=人々の命・人生・暮らし」というキーワードへの想いも、この「雪月華」に込められています。
プロフィール
木村英輝 (きむら ひでき)
1942年大阪府泉大津市生まれ。京都市立美術大学図案科卒業後、同大講師を務める。
日本のロック黎明期に、オルガナイザーとして数々の伝説的イベントをプロデュース。
還暦より絵師に。手がけた壁画は国内外で250カ所を超える。
ロックと共に歩んできた半生は躍動感あふれる画面にもあらわれる。 アトリエでカンバスに向かうのではなく、「ライブ」な街に絵を描きたい。 究極のアマチュアリズムを標榜する異色の絵師。
作品集に『生きる儘』『無我夢中』『LIVE』など。
2012年、観光庁「Japan.Thank You.」キャンペーンビジュアル、TBSテレビNEWS23Xのアートプロジェクト「23XArt」の第一弾アーティストなどに選出される。 髙島屋お中元·お歳暮のビジュアルにも3年連続で起用されている。
